土曜日の診察が終わってから、静岡で開催された静岡めまい研究会に出かけて来ました。
こういう研究会に出ることのメリットは、
自分の知識がアップデート(改善、機能追加)されることですね。
発表は珍しい先天性眼運動障害の症例、めまいと難聴から発見された難病の解説で、
自分だったら、市立病院時代のように画像検査(MRIなど)や採血ができない環境では
どう考えるか?もしかしたら今までそういう症例を見逃していたかも。。。!?
などと自分の診療を客観的に見直す時間でもあります。
めまいの診療で気をつけることは、脳梗塞からくるめまいを見落とさないことで、
特別講演では、そのなポイントをわかりやすく説明してくださいました。
講師の先生は山口大学の教授で、旬の先生の旬の話を静岡で聴けることは
開業してから、とてもありがたいことだと思えるようになりました。
勤務医時代は他の先生達とのディスカッションをがあり、
いうならば自然にアップデートもできていたからか、
こういう研究会への出席は義務と思っていたのですが、
開業してからは、研究会などに出て行かないと、誰とも何も語らえないので
出かけることは、楽しんですべきこととなっています。
自分のすべきことを避けず、勇敢にそれを迎えると。。。
さて、題の続きは何でしょうか?正解はある名作の中に。
こういう研究会に出ることのメリットは、
自分の知識がアップデート(改善、機能追加)されることですね。
発表は珍しい先天性眼運動障害の症例、めまいと難聴から発見された難病の解説で、
自分だったら、市立病院時代のように画像検査(MRIなど)や採血ができない環境では
どう考えるか?もしかしたら今までそういう症例を見逃していたかも。。。!?
などと自分の診療を客観的に見直す時間でもあります。
めまいの診療で気をつけることは、脳梗塞からくるめまいを見落とさないことで、
特別講演では、そのなポイントをわかりやすく説明してくださいました。
講師の先生は山口大学の教授で、旬の先生の旬の話を静岡で聴けることは
開業してから、とてもありがたいことだと思えるようになりました。
勤務医時代は他の先生達とのディスカッションをがあり、
いうならば自然にアップデートもできていたからか、
こういう研究会への出席は義務と思っていたのですが、
開業してからは、研究会などに出て行かないと、誰とも何も語らえないので
出かけることは、楽しんですべきこととなっています。
自分のすべきことを避けず、勇敢にそれを迎えると。。。
さて、題の続きは何でしょうか?正解はある名作の中に。
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2012.10.28 / Top↑
勉強の秋なので、今日は学会に浜松へと出かけていました。
特別講演は南三陸町で父親の代から約60年開業されていた医師の津波に遭遇して、
その凄まじさと、体験しての人生観という内容でした。
そんな話を聞いていると、幸せとは何か?と考えてみました。
「幸福になることが目標」という言葉の意味の無さにも気がつき、
「幸福よりも大切なものがある」という道徳めいた言葉に反抗していた若い頃を過ぎた今になって
幸福とはなるものではなく、気がつけばいつも近くにあるものだと”分かりかけてきた気がします。
津波で家が流され仕事もなくなった人の”自然の圧倒的な力に、自分のちっぽけさを自覚し、
そんな自分に向けられた無償の善意がひたすらありがたく、生きていて良かったと感じた”
という体験を聞き、来るかもしれない東海地震に必要以上に心配し、
投げやりな考えに支配されるとしたら、それこそ不幸の思う壺なのかもしれない。と思う。
それと似た考えは診療中によく遭遇する。「なんか身体が悪いような気がして、心配だ」
そんな心配ができるとしたら、もしかしたら健康なのかもしれないですよ。
さて新幹線でこんなことを考えていた私の、先週の幸せは、
診療後、書類の整理をしていた時に、スタッフルームから聞こえてきた、
仕事が終りほっとした従業員同士の笑い声に気がついた瞬間でした。
ね、近くでしょう!?
特別講演は南三陸町で父親の代から約60年開業されていた医師の津波に遭遇して、
その凄まじさと、体験しての人生観という内容でした。
そんな話を聞いていると、幸せとは何か?と考えてみました。
「幸福になることが目標」という言葉の意味の無さにも気がつき、
「幸福よりも大切なものがある」という道徳めいた言葉に反抗していた若い頃を過ぎた今になって
幸福とはなるものではなく、気がつけばいつも近くにあるものだと”分かりかけてきた気がします。
津波で家が流され仕事もなくなった人の”自然の圧倒的な力に、自分のちっぽけさを自覚し、
そんな自分に向けられた無償の善意がひたすらありがたく、生きていて良かったと感じた”
という体験を聞き、来るかもしれない東海地震に必要以上に心配し、
投げやりな考えに支配されるとしたら、それこそ不幸の思う壺なのかもしれない。と思う。
それと似た考えは診療中によく遭遇する。「なんか身体が悪いような気がして、心配だ」
そんな心配ができるとしたら、もしかしたら健康なのかもしれないですよ。
さて新幹線でこんなことを考えていた私の、先週の幸せは、
診療後、書類の整理をしていた時に、スタッフルームから聞こえてきた、
仕事が終りほっとした従業員同士の笑い声に気がついた瞬間でした。
ね、近くでしょう!?
2012.10.14 / Top↑
京都大学の山中先生がノーベル生理学賞を受賞されたと言うことで、
それまで考えていたブログの内容を、このニュースから思ったことに変更します。
山中先生は大学卒業後、整形外科医を志し臨床の道に入ったのですが、
他の人が20分で終る手術を2時間もかかる程、手術が下手だったことと
重症患者さんを救いたい!という目標もあったことで基礎研究の道へと変えたそうです。
私も耳鼻咽喉科で外科系なので、
20分かかる手術を2時間かける外科医の”どうしようもない”度がどれほどすごいかわかります。
でも、だから、ノーベル賞を取れたのだと思います。
手術が普通にできる外科医だったら、日本の宝は、どこかの総合病院の整形外科部長に
治まっていたでしょう。
こんな現実を考えると、欠点って自分の生きようによっては美点になるものなんですね。
かくいう私も母親から「あんたは器量が悪いから、誰かに養ってもらおうなんて考えちゃだめよ。
一人で食べていく覚悟をしなきゃね」と高校時代に言われ、医学部に入りました。
クレオパトラの鼻が~ではないですが、美人だったら、今の私はなかったと断言できます。
つまり世の中に起こることは”良いこと”も”悪いこと”もなく、すべては自分の捉え方次第なんですね。
このブログをみて、自分は欠点ばかりだと思っておられる人がいたら、
自分の選択次第でなんとでもなると考えて欲しいです。
それまで考えていたブログの内容を、このニュースから思ったことに変更します。
山中先生は大学卒業後、整形外科医を志し臨床の道に入ったのですが、
他の人が20分で終る手術を2時間もかかる程、手術が下手だったことと
重症患者さんを救いたい!という目標もあったことで基礎研究の道へと変えたそうです。
私も耳鼻咽喉科で外科系なので、
20分かかる手術を2時間かける外科医の”どうしようもない”度がどれほどすごいかわかります。
でも、だから、ノーベル賞を取れたのだと思います。
手術が普通にできる外科医だったら、日本の宝は、どこかの総合病院の整形外科部長に
治まっていたでしょう。
こんな現実を考えると、欠点って自分の生きようによっては美点になるものなんですね。
かくいう私も母親から「あんたは器量が悪いから、誰かに養ってもらおうなんて考えちゃだめよ。
一人で食べていく覚悟をしなきゃね」と高校時代に言われ、医学部に入りました。
クレオパトラの鼻が~ではないですが、美人だったら、今の私はなかったと断言できます。
つまり世の中に起こることは”良いこと”も”悪いこと”もなく、すべては自分の捉え方次第なんですね。
このブログをみて、自分は欠点ばかりだと思っておられる人がいたら、
自分の選択次第でなんとでもなると考えて欲しいです。
2012.10.08 / Top↑
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