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休みに入った私は、新幹線の中で少し戸惑っていた。
今年最後の診療を無事に終え、最近の忙しさから解放され
実家に帰るこの時を待ちわびていたはずなのに。
なぜかと考えていると、「夜と霧」の一場面が浮かんだ。
ユダヤ人収容所から解放され自由になった時、筆者は収容所の仲間たちと、喜べたか?と尋ね合う。
そして長い間夢見た自由が現実となっても、すぐには喜べない自分に気がつく。
精神の極度の緊張のせいで「喜ぶ」ことができなくなったらしい。。。
どうやら私も秋からの緊張に、いつの間にか休む喜びを忘れていたらしい。
それとも無事に今年を終えた安堵の方が大きいのだろうか?
けれど、変わらないのはこの病院を支えてくれる方々への感謝だ。
こんな時は言葉が足りなくてもどかしいが"ありがたい"とスタッフやみなさんにどれだけ感謝してもしきれない。
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緊張の後には弛緩が来る。
私にとってのトリガーはどうやらやっぱり雪らしい。
今日は珍しく晴れているが、列車が見慣れた灰色の空の下を通ると、やっと解放された気持ちになった。
みなさんも、良いお年をお迎えください!


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2014.12.28 / Top↑
”~~やらないと年を越せない」の”~~”部分にたくさん言葉が入る人は

年越しのハードルが高い人だと言えないだろうか。

きっと育った環境や社会の風潮がハードルの高さを設定してくれるのだろう。

年内の仕事が終ると、大掃除をしたりおせち料理を作ったり、

大晦日の夕食は年越しそばを作ったりで、子供の頃に見た母親の年越しハードルは

ずいぶん高い設定と思っていた。母親は祖母から引き継いだハードルなのだろう。

実家に帰ってきても、孫の顔も見せないヤクザな娘を持つと

引き継ぐ相手のない母のハードルも下がるのか、

紅白歌合戦とWOWOWをザッピングしている姿を見かけ、ギョっとする。

もうおせちも1段くらいだ。次からは旅館で過ごそうなんて言ってこないかハラハラする。

当院の若手スタッフにとって、~~に”年賀状書き(印刷か)”は入らないようだ。

メールだのLINEだのを使っている世代はそうだろう。

休みの半日をつぶして年賀状を作り、自分のハードルの高さもまんざらではないな。

と、ほくそ笑みながらルーチンのプールに行くと、先週は1レーンに4人ほどだったのが、

今日は2人。下手すると私だけの時もあり、落ち着かなかった。。。

先週まで一緒に泳いでいた御仁らは 

”あなた!手伝って!”の大号令とともに招集されたのであろう。

私のハードルも彼らの前ではリンボーダンス並の高さと言える。反省ですな。

さて、この”年越しハードル”の発想は亡くなって12年になる

”ナンシー関”さんのコラムからいただいた。私のオリジナルではありません。

きっとこれは先日NHKで”ナンシー関のいた17年”というドラマをみたことが影響されたのだと思う。

年をとるとどんどん別れを経験するけれど、現在進行形でその不在を私が嘆いているのは、

文筆家(哲学系)池田晶子さんとナンシー関さんの二人である(今のところ)。

自分のドラマの批評は存命ならどう書いたであろうか?

きっとドラマそのもののオファーを断っただろう。

私は話しがラストに近づくにつれて、泣けて泣けて仕方がなかった。

こんなことを書くとなにか繊細な涙もろい人と誤解を受けそうだが、

今月、他に泣けたのは”The MANZAI 2014”の博多華丸・大吉が優勝した瞬間だから、

もう自分の涙のハードルはわかりません。



2014.12.21 / Top↑
♪頼りなく二つ並んだ不揃いの影が、北風に揺れながら伸びていく♪

この歌詞の情景を想像できるようになったのは、今日みたいな天気を静岡で体験してからで、

なぜなら富山での北風は暴風雪だし太陽も出ないので、影は揺れないし伸びないから。

そんな真逆の冬には病院も毎年恒例の模様替え。

ジェルジェムはちょっと少なくなりましたが、夜にはなやかに輝いてくれます。

そしてイルミネーション。2週間ほど昨年より遅い開始でしたが、これは葉っぱが残っていたため。

枯れ木にならないと、イルミネーションが映えないんですよ。

でも遅くなっても今年はヤマボウシの紅葉がきれいでした。

大掃除。。。ワックスがけなどはプロにお願いしますが、

仕事をいつもより早く終え、スタッフみんなで笑いながらキレイにしました。

こういう作業の時はいつもとは違うスタッフの面なども見られて、新鮮です。

私の担当はマグネットのところで、アンパンマンのそれを増やしてみました。

スタッフからは遊んでいるように見えたかもしれません。ごめんね。

そして今日はエアコンの掃除。すべて終って、夕方病院を出ると

私の影が北風に揺れていて、♪乾いた風に口笛は澄み渡っていく~♪と

終りに向かう冒頭の唄のように、口笛を吹いてみました。

来年もどんな場面でも笑えますようにと祈りながら。

2014.12.14 / Top↑
12月に入り、”生活発表会”がそれぞれの園で開催される時期になってきました。

私の卒業した保育園では”お遊戯会”でしたので、ところ変れば呼び名も変ります。

演目を聞くのが私は大好きなのですが、今年は”ブレーメンの音楽隊”とか、

”北風と太陽”とか、私の時代にもあった知っている古典的な演目なのがうれしいです。

古典として残るのはそれなりにその物語にどの時代にも受ける要素があるからでしょう。

この週末、とっておきの芸を見に医師会の忘年会に参加してきました。

マジック 
ふくれた風船を飲むマジック。最後まで出てきませんでした。

いちむじん 
 
龍馬伝のエンディング曲を担当したギターヂュオいちむじんさんの演奏。

食事もいただいて、豪華2本立ての芸+景品大会も!ありがたいことです。

生活発表会の影響か、土曜日は予約を停止することなく終えることができました。

お断りするのも、心苦しかっただろうスタッフも、なんかうれしそうで、

私にとっても、スタッフにとっても久しぶりに感謝した時間でした。

今週は9日(火)が院内研修のため18時半で終了させていただきます。

10日(水)が休みなので、8日(月)は予約を停止せずに、スタッフ一同頑張るつもりです。

最後に、これは私がよく患者さんにする話なのですが、記憶に残っている

保育園のお遊戯会で、私に当てられた役は”木”でした。台詞はなかったですが、

茶色のセーターと紺色のスカートと濃い色のタイツを母親が準備してくれて、

当日はくねくね木みたいに揺れる演技をしました。写真が残っています。

生活発表会のお話しを小さい患者さんから聞くと、

自分のその当時の大事にされた記憶がよみがえってきて

何とも言えないほんわか~とした気持ちになります。

小さい患者さん達や、お母さん達は気がついていないかもしれせんが

そんな会話で私を幸せにしてくれる、子供は天才ですね。

2014.12.07 / Top↑