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週末は診療の後、熱海に勉強会に出かけてきました。

季節がら鼻の病気の話が多く、1つはアレルギー性鼻炎の治療について。

舌下免疫療法は最低でも18か月続ける必要があって、内服を忘れる人ほど副作用が多いそうです。

ちなみに花粉症のシーズンに入ってしまうと(今から5月くらいまで)免疫療法はお休みです。

もう一つは鼻の内視鏡治療について、とてもきれいなビデオを見せてくれた先生。

「手術をもうしないでしょう」という突っ込みが入りそうですが、どの先生に紹介すれば良いか?

という情報が一つ増えるのも勉強です。ですが残念なことに大分大学の先生でした。

まあ、勉強会や会合。いろいろあるとタクシーに乗る機会も多く、

面と向かわない会話でもいろいろ感じます。

乗り込む前は心の中で”無難な人でありますように”と願い乗り込むのですが、

急発進急停車の運転手さんは「グルメ街道ってグルメですかね。もう終っている道でしょう」

と、考え方にも急なようで。それからもマイナスネタを振られたが、何とか長い15分をガマン。

昨日の会場から熱海駅まではやる気の運転手さんで、「今日の会はどこから来てる人が多いですか?」

”ほとんどが県東部の耳鼻科医だから熱海駅への利用が多いかな”と伝えると首が悲しそうだったので、

”あ、でも!偉い先生たちで2次会があるから有名鮨やさんなんかに行くかも”とか元気づけてみた。

乗ってすぐタバコの臭いがして”タバコのにおいがするね”と伝えると、すぐ換気してもらえたが

内心”外れタクシーだよ”と悲しんでいたら、タバコの話が始まった。

「コンビニで休んでいたとき吸って、それで乗ったから臭ったんです。すいません」

「僕、お酒飲めないんでタバコが楽しみなんです」

聞けば、キセル(パイプの様なもの)でタバコを楽しんでいて、つい先日も警官に職務質問をうけて

キセルとタバコを見せて放免となったらしい。キセルが入っている革の袋を見せてくれた。

”鬼平犯科帳の、中村吉右衛門のキセルは味がありますよね~”なんて言ったらツボだったようで

それから二人で鬼平犯科帳について盛り上がった。(実はキセルが主役になる話もある)

外れくじかと思っていたけどなかなか。三島駅まで短い15分でした。

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2017.02.19 / Top↑
このブログを数年読んでいる方でしたら、2/11が何の日かはご存じでしょう。

ご存じじゃない方のために書かせていただきますが、「ホイットニーヒューストンの命日」です。

今年は土曜が祝日の連休という追悼会には恵まれたカレンダーでした。

どうでもいいことですが、茅ケ崎の耳鼻科に通っていた患者さんの薬手帳に”サザン耳鼻科”と印刷してあり、

そういえば開業前、看護婦さんと「二人の好きな”ホイットニー耳鼻科”にするか!?」と

冗談で話していたのを思い出しました。”サザン耳鼻科”って。。。アリなんですね。

今年は2名の追悼有志が初参加してくれ、2/7の病院の誕生日も(ついで?)祝ってくれました。

会が進んでくると「ホイットニー以外にも追悼はある!」「追悼なら50代は強いよーまかせて!」

「ええぃ!まとめて追悼だ!」という話になり、ジョージマイケル、SMAP(解散したので)

果てはフレディマーキュリー(QUEENのボーカル)、

セリーヌディオン(旦那さんが亡くなった)まで出てきました。

ホイットニーもにぎやかで、草葉の陰(アメリカ人でもあるのかな?)で喜んでいるでしょう。

もしかしたら、私たちが追悼している時にフレディとニコニコ見守ってくれていたかもしれない。

もう、ホイットニーが亡くなって5年が経つからニュースにもならなくなったけど、

あらためて、久しぶりに経歴を読むと、48歳で亡くなっていたことに気が付いた。

もうすぐ私は48歳になる。。。「同じ年になったね」ってあの世から話しかけてくれたんだよな~

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2017.02.12 / Top↑
私が最後にインフルエンザに罹ったのは高校2年の時で、その頃は検査もなくて、

高熱と倦怠感でそのように診断されていたように思います。

何故覚えているかというと、痛みを伴う咳がひどく血痰も出て、

熱を測ると39.2℃(いまだに最高)だったので当時17歳の私は

「ああ、これで私も死ぬんだな」と布団で泣いていた記憶があるからです。

2,3日をピークに血痰も黄色になり、39度台の熱も徐々に下がり、

1週間くらいで学校に戻れたました。抗インフルエンザ薬もない時代の自然な経過です。

おおよそ100年前に世界中で流行したスペイン風邪と呼ばれているインフルエンザでは

2000万人が亡くなったと言われています。病原性が高いタイプだと怖い病気には変わりないです。

ところがです、今シーズン当院では今のところ3人の発熱がないインフルエンザの患者さんを診察しました。

どの方も家族がインフルエンザに罹っていて、熱はないけどだるい。熱はないけど咳が出る。

といった症状だったので、検査して判明しました。

インフルエンザ感染ってこんな軽症になってきているのか!?と驚きました。

そこで、ウイルスの立場で考えてみました。生物の勝ち負けってどれだけ遺伝子を残すかなので、

生物学的にはビックダディ(実子10人?)は勝ち組です。

ウイルスが増えるには次々感染しなければならないので、

人をうなりながら布団に寝ている状態にするよりも

ケホケホ咳しながら動いてくれる状態にする方が都合がいいはずです。

実際に梅毒という病気では皮膚に現れる発疹が軽くなっているという。

菌にしてみれば発疹が目だって異性の魅力が目減りしてしまうと、

新しい人間に感染しにくくなるので、戦略として病気を軽くしているそうだ。

ここ数年、梅毒患者さんが急増している背景にはこんな菌の進化があるのかもしれない。

毎年流行するインフルエンザウイルスが高い原性を持つように進化するのか?

それとも軽い病原性で人間と共存の方向に向かうのか?

毎年、病院で定点観測させていただこう。


2017.02.05 / Top↑