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昨年、スタッフが結婚式のウエディングドレスを選ぶのに時間がかかったと言っていたので、
「人は6つぐらいの中から選ぶのが”ちょうどいい”らしいよ」と
どこかで聞きかじったことで答えてみた。
この会話の元になった「選ぶ数が多すぎると、人はかえって選べない」ということ実験した
シーナ・アイエンガーの著書「選択の科学」を読んだ。
「たった6つじゃな~」というスタッフの反応のとおり、
人は選べないことや、選ぶことに規制がかかると不満を感じるという。
自分で自分の選択をコントロールしている感が満足度に重要らしい。

ここで、著者の名前を高めた”ジャムの実験”について説明しよう。
スーパーで24種類のジャムの試食と、6種類のジャムの試食を比べた。
試食に立ち寄った人は24種類の方が多かったのだが、
実際にジャムを買った人は6種類の試食をした人たちだったのだ。
圧倒的な品ぞろえは、店に客を集めるには効果があったが、
お金を落とす客となると別という結果だった。
多すぎる選択肢は「本当に自分は良い選択をしたのだろうか?」と
後悔の念を起こさせるから、かえって”選べない”気持ちになるのだろう。

ジャムを選ぶことなら失敗しても良いけど、人生で重大な選択ならどうなのだろう?
幸い、重大な選択は24種類もないけれど、どっちを選んでも満足いく結果にならないときもある。
例えば末期がんの家族の治療を続けるのか?やめるのか?もしかしたら子供の人工呼吸器は?
こういうとき、人は自分が選択したこと自体を後悔するらしい。
家族の生死を自分が決めたという良心の呵責に苛まれる。
選択をする自由を侵されたくない権利のように思っているからこそ、
つらい選択をするときには葛藤が生じるのだろう。

人生は選択の連続。選択はその不確実で矛盾に満ちた結果も受け入れること。
原題は「The Art of Choosing」目の見えない著者によれば「選択は芸術」なのだ。










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2019.05.06 / Top↑